常闇の箱リプレイ
KPリナさん:あなたたちは二人で買い物へ出かけていた。その帰り道、ちょっと遅くなったようで時刻は夜。終点の駅まで帰ろうと電車にのったところだね。 駅に止まるたびに乗客は少なくなり、やがては貴方達以外にいなくなってしまった。
ここでKPから初心者二人に「RPする?」とアドバイス
谷沢ゆあ「遅くなっちゃったわねー」
柏木右京「なんか今日は乗客が少ないな」
KPリナさん:そうだね、じゃあそんな感じで話していたとしよう。 しかし道中、急激な眠気に襲われるだろう。 どうせいくのは終着駅だ、あなたたちはそっと瞳を閉じる。
KPリナさん《幸運》を振ってください
谷沢ゆあ:ほほう(コロコロ…)《決定的成功》
柏木右京:初めてだー(コロコロ…)《失敗》
谷沢ゆあ:なんでよーーーーー
KPリナさん:お、まじか
柏木右京:失敗したぁぁ
KPリナさん:ええとそうだね
柏木右京:両極端やなマジでこの二人…
KPリナさん:暫くしてあなたたちは目を覚ましたが、電車は走り続けているようだ。そろそろ終点についてもおかしくないのに、あなたたちが乗っている電車は走り続けている。また、窓の外の景色は街灯やライトも無くトンネルにいるように真っ暗だ。
KPがダイス処理。そして衝撃的な一言
KPリナさん:右京君は全裸でした。
柏木右京:えええええええええ
KPリナさん:何故か持ち物が何一つ無い
谷沢ゆあ:ばくしょう
KPリナさん:服も鞄も靴すらもない
谷沢ゆあ「きゃーーーーーーーーーーーー」
柏木右京:生まれたての小鹿…
柏木右京「わーーーーー!!!」
KPリナさん:小鹿ですおめでとう
KPリナさん:でもゆあちゃんがスペシャル出したので、そうだな丁度今日は洋服を買ったことにしよう
谷沢ゆあ「ちょっとなんで脱いでるの右京くんーーーーーーやだーーーーー!!!ゆあを襲う気でしょう!!!」
柏木右京:逃げようにも逃げ場がないww
KPリナさん:ゆあの体格からするとちょっと大きいかもしれないけど、お洋服借りられることにしていいよ
柏木右京「ばっちが!!!襲うわけないだろ俺のほうが小さいのに!!!服ー服ーー!!」
ゆあの買った服を貸してもらい、人生初の女装をすることになった右京。
ちょっと大きめでふりふりのシャツにふわふわのスカートを着てようやく辺りが確認できるようになった。
柏木右京「わぁーーいかわいいー...ってそんなわけないだろ!!俺の服どこだよ!!」
車内は恐ろしいほど静かで、不気味だ……。
KPリナさん:さてプレイヤーはどうする
谷沢ゆあ「右京くんが変態に目覚めたかと思ったけどそんなことはなかったわ」
柏木右京:ぱにくって服を網棚とかで探してます
谷沢ゆあ「ていうかちょっと変じゃない?」異変に気付きます
KPリナさん:網棚には何も見当たらないね、勿論他の乗客も居ない
谷沢ゆあ「窓の外が真っ暗だし、駅に着かないのもおかしいわ」
柏木右京「え、何が?そういや誰もいないし、ずいぶん乗ってる気もするな??」
谷沢ゆあ「寝ている間に全裸になってるのもよく考えたらおかしいわ」
柏木右京「ほんとにな!!!」
KPリナさん:あなたたちがきょろきょろと見回していると、前方の扉には一枚のメモがある
谷沢ゆあ:メモ!見ます!!
KPリナさん:メモにはこう書かれている「前へ進め、後戻りはできない」
柏木右京「どういう意味だろう?」
谷沢ゆあ:はーい!メモの裏も見ます!
KPリナさん:ではメモの裏には「三つ目の箱に鍵が隠されている」と書いてあることがわかったね
谷沢ゆあ:おお!見てよかった!!
柏木右京:へえー
KPリナさん:さてどうしよっか
谷沢ゆあ「どういう意味かしら」
柏木右京:まだ電車は動いてる?
KPリナさん:動いているよ、微かに振動が伝わる
谷沢ゆあ:前方の扉ってことは、前にもまだ車両があるってことだよね
柏木右京:だねー
谷沢ゆあ「前の車両に行ってみる?」
柏木右京「そうだな...車掌さんとかいるかもしれないし」行きますー
KPリナさん:ではあなたたちは前の車両にうつった
柏木右京「俺の服...ぶつぶつ」
谷沢ゆあ:誰か居るかな
KPリナさん:前の車両にも人は居ない。がらんとしているね
谷沢ゆあ:ふむ
谷沢ゆあ:棚とか座席とか見たいです
柏木右京:ここでも調べたほうがいいのかな?
KPリナさん:調べたいのであれば、そうだな《目星》でいいよ
谷沢ゆあ:はーい(コロコロ…)《成功》
柏木右京:(コロコロ…)《失敗》 ※右京くんは全裸のために動揺しているのであろう
KPリナさん:では、座席に新聞紙が置かれていたね
【新聞記事の内容】
昨夜、○○線の車両で大規模なテロ事件があった。テロと決めつけているが定かではない。
ただ乗客の精神がおかしくなり、全員精神病院に入院しているという。
不可解な点が多いため、捜査は難航している。
柏木右京:この新聞は持って行ってもいい?
KPリナさん:いいよー
谷沢ゆあ:この○○線っていうのは、今二人が乗っている線なのかな
KPリナさん:そうだね、あなた達が乗っている路線だ
谷沢ゆあ「きゃーーーーー」
KPリナさん:他に特に無ければ《アイデア》をどうぞ
谷沢ゆあ:アイデア振ります(コロコロ…)《成功》
柏木右京:(コロコロ…)《失敗》
柏木右京:だめww
KPリナさん:まだ動揺している
ゆあは、ふと、後方――自分達がやってきた方を振り返る。窓ガラスの向こう側、先程自分達が居た車両が半分なくなっているのが見えた。
いや、なくなっているかは定かではない。ともかく真っ黒な何かが車両を飲み込もうとしているかのように感じた。
KPリナさん《SAN値チェック》だよ!!!!!
谷沢ゆあ:ひゃーーーーー
KPリナさん:右京君は全裸のショックでそれどころじゃなかった
柏木右京:キター!けどどうするんだったっけ??振り方
KPリナさん:あ、右京くんは大丈夫だよー
谷沢ゆあ:右京くんは気付いてないから大丈夫だよ!
柏木右京:あ、ゆあちゃんだけが気づいたってこと?
KPリナさん:気がついていない、全裸がショックで
KPリナさん:そうそう。成功したゆあちゃんだけ
柏木右京:なるほど気づくのも善し悪しなのか
柏木右京:全裸で助かった!
KPリナさん:そうそう
KPリナさん:果たして助かったのだろうか
この場合、SAN値チェックをするのはアイデアロールに成功してしまったゆあだけで、全裸のショックでまだ動揺している右京は後方の異変に気付いていないのでSAN値チェックをする必要は無い。だが、それが善いことか悪いことかはまだわからない……。
谷沢ゆあ:SAN値チェック(コロコロ…)《失敗》
柏木右京:ww
柏木右京:ああー
KPリナさん:では1減らしておいてね
谷沢ゆあ:ああ…
KPリナさん:ゆあが寒気を感じていると、先程までいた車両からバリバリと何かを砕く音が聞こえ始める
谷沢ゆあ:あああああああ
KPリナさん:それは僅かにだが徐々に大きく近づいているようにも思えた
KPリナさん:以上だ!
谷沢ゆあ「早く前に進みましょう」
KPリナさん:さーどうする
柏木右京「どうしたゆあ?スカートってすーすーするな...」
谷沢ゆあ:異変を感じたことは右京くんには言わないわ
KPリナさん:スカートの心配
柏木右京:じゃあゆあちゃんにせかされて前に行きます
谷沢ゆあ:気のせいだったらいいと思ってる
KPリナさん:お、いいですねー。言ってたらSAN値チェックでした
次の車両に向かった二人は血の臭いを感じ取る。足元には駅員らしい服装の男が倒れていた。まだ息はあるが、瀕死のようだ
谷沢ゆあ「いやーん」ていうか倒れてる!助け起こそう!
KPリナさん《医学》《応急手当》で意識を取り戻せるよ
柏木右京:《応急手当》やりますー「大変だ!」
谷沢ゆあ「しっかり!」では《応急手当》ー
KPリナさん:ダイスどうぞー
柏木右京:《応急手当》(コロコロ…)《成功》
谷沢ゆあ:あ、《応急セット》持ってるんだけどなんかボーナスとかない?
KPリナさん:ああ、ゆあちゃんはじゃあ+10でどうぞ
谷沢ゆあ:やったー!
柏木右京:おおそんなの持ってるんだ
谷沢ゆあ:《応急手当+応急セット+10》(コロコロ…)《成功》
KPリナさん:お、いいね。では二人の手当てにより駅員は意識を取り戻した
KPリナさん駅員「うう、痛た・・・・・あれ、君達は」
キャラメイク時にゆあは所持品としてiPhone6sや応急セットなどを設定してあった。右京もスパナや工具などを持ち歩いているのだが、今回は全裸スタートのため所持品も当然持たず、しかも今は女装中……。
KPリナさん:駅員は女装している右京くんを見てちょっと戸惑った視線を投げているね
KPリナさん:なんかこう、見てはいけないものを見た。って表情している
谷沢ゆあ:スカートの中ノーパンだしな
柏木右京:無防備にかがんじゃいけないねw
谷沢ゆあ「駅員さん、どうなってるの」事情を聞いたり話したりしますー
柏木右京:同じく!
KPリナさん駅員「実は、多分人・・・人なんだろうか。人のようなものが突如現れて襲ってきたんだ。次々に乗客に噛み付いていた、獣のようだった」
谷沢ゆあ「えええ、こわい」さっきの物音を思い出します
KPリナさん駅員「この足の怪我もやつらに噛まれたときに負った、恐ろしくてもうこれ以上は思い出したくない」
人が人を食らうというありえない話を聞いた二人は、今置かれている現状と駅員の怪我から、その話がとても現実味のあるものに感じた……。
KPリナさん《SAN値チェック》しましょ
谷沢ゆあ:ひゃー(コロコロ…)《失敗》
柏木右京:きたー(コロコロ…)《成功》
KPリナさん:右京は女装が心配でそれどころではなかった。成功なのでSAN値は減らさなくていいです
柏木右京:やったー!「俺の服がきえたのもそいつのせいか…!?」どうしてもそっちになるやつ
谷沢ゆあ:女装はメンタル強くなるな
KPリナさん:ではちょっと怯えた貴方達を見て悪い事をしたなって顔をした駅員ははっとしてから、「黒い鞄を見なかったか?」と問います
柏木右京:かばんあったっけ?
谷沢ゆあ「さっきの車両にはなかったわ」この車両も調べたい〜
柏木右京:《目星》でこの車両を調べる?
KPリナさん駅員「黒いバッグの中に運転座席への鍵が入っている、逃げる時に紐が千切れてしまったが取りに戻る暇が無かった」
KPリナさん:目星いらないくらいこの車両は何もないよ
谷沢ゆあ:じゃあ前の車両かしら
柏木右京:別のところかなー
「早くこの電車を止めて逃げよう。手伝ってくれ」と、駅員が同行を求めてくる。
KPリナさん:連れて行ってもいいし、置いていってもいいよ
KPリナさん:駅員さんは怪我しているから走れないけど
谷沢ゆあ「前に進まなければいけないの」と得た情報を駅員さんに伝えます
KPリナさん:ほうほう、じゃあ駅員は「まだそんなバケモノがいるのか」みたいに返すね
谷沢ゆあ:じゃあ駅員さんを連れて前の車両に移動しようか
柏木右京:OK!「じゃあ前に行きながら、鞄を探そう」
相変わらず後の車両からはバリバリという音が聞こえてくる。
二人は駅員と共に前の車両へと向かった。
KPリナさん:ここには恐ろしいほど数多くの荷物が散乱している。足の踏み場が無いわけでもないが、その数はとても多い。
谷沢ゆあ「三番目の箱ってここのことかしら」
KPリナさん:そして駅員が自分の鞄を見つけたようで中身を確認してほっとしているね
KPリナさん駅員「私が責任をもってこの鍵を持っていますね」
KPリナさん:あ、そうだな。右京君幸運-20でダイスふって
柏木右京:ひええ
谷沢ゆあ:服も見つかるかもね
KPリナさん:そ、お荷物見つけられたかどうか
柏木右京:(コロコロ…)《致命的失敗》
KPリナさん:クソ笑う
谷沢ゆあ:ははははは
柏木右京:だwめwだw100でたわぁぁww
谷沢ゆあ:ぱんつも見つからないなんて
洋服は見つからなかったし、足元の鞄に気がつかずに思いっきり転ぶ右京。
スカートがまくれ上がり、冒涜的な部分が露になる。
谷沢ゆあ「右京くん、ぱんつ穿いてないのに転ばないで><」
柏木右京「しかたないだろ!!なんかにつまずいた!」
KPの指示で1D3のダイスを振り、《ダメージロール》でHPが2減らされる右京。
KPリナさん:顔面から倒れこんだんだろう
柏木右京:すかーとでせっせと隠します
KPリナさん:駅員が生暖かい目を向けている!
KPリナさん:さて、この車両で何かすることはあるかね
谷沢ゆあ:一応、なんか役に立ちそうな物がないか調べたい
KPリナさん:いいよ、《目星》ふってー
柏木右京:三番目の箱って何だろうね?
谷沢ゆあ:(コロコロ…)《失敗》むー
柏木右京:あ、ふります右京も(コロコロ…)《失敗》
谷沢ゆあ:むむー
KPリナさん:では特に役立ちそうなものは見当たらなかったね
柏木右京:難しいな。ほかの技能で何とかできないかな?
KPリナさん:んー、具体的に何が欲しいっていってもらえれば考える
KPリナさん:なんか今必要なものある?
谷沢ゆあ:武器
KPリナさん:武器はないかなあ……
柏木右京:それちょっと考えたw
KPリナさん:他にはあるかね
谷沢ゆあ:あ、あれだ。バリケードしたい!気休めかもしれないが
KPリナさん:バリケード、どこに?
谷沢ゆあ:後ろに通じる扉?
二人は時間稼ぎに、散らばった荷物を集めて車両後方の扉の前に積み上げた。
床がある程度綺麗になったところで、駅員が前方の車両を見て思い出したように呟く。
KPリナさん駅員「ああ、あの車両にバケモノが!」
谷沢ゆあ「ええええええ」
KPリナさん:前方の車両は電気が消えているのか真っ暗だ
柏木右京:前にもいるんだ!
谷沢ゆあ:どうしよう;;;
後からは相変わらずバリバリと何か噛み砕くような音が続いている。
それはどんどんと近づいてきた。
谷沢ゆあ:でも前に進むしかないわ
KPリナさん:では前に進むかい
谷沢ゆあ:駅員さんが気絶している間にバケモノは後ろにいったのかも知れないわ
KPリナさん:本当に真っ暗なので、目を使う技能が-15される
柏木右京:あかりは見つからなかったし持ち物もないし、うーん
谷沢ゆあ:ゆあのスマホは?iPhone持ってる。使っちゃダメ?
KPリナさん:いいよー
二人は駅員を連れて前の車両に移る。
幸い、所持品にスマホがあったために、懐中電灯の機能を使うことができた。
KPリナさん:ではあなたが前の車両に入り、スマホの灯りをかざした
ここでKPがダイスを振る。(コロコロ…)1D3 → 1
KPリナさん:すると、どうやら一人。ふらふらと歩いているのが見える
谷沢ゆあ:声を掛け……る前によく相手を確かめたい
KPリナさん:じゃあよく見よう
その人影は奇妙な形をしていた。
本来目があるべき場所には肉が捲れ上がり不思議な形状をしている。口はとがり、覗いた牙からは鮮血が滴り落ちている。頭部は花のように奇妙な髪型だ……。
《参考:『TheLastofUs クリッカー』で画像検索》 ※閲覧注意
谷沢ゆあ:見なきゃよかった…
柏木右京:出た
谷沢ゆあ:マイタケおばけ!
KPリナさん:こんなやつがふらふらしてる、一体だけだね
柏木右京:わーおう
KPリナさん:そしてその足元には、襲われたであろう無残な人の死体と血生臭い悪臭が漂っている
谷沢ゆあ:どうしよう
KPリナさん《SAN値チェック》しよ
柏木右京:これはやばいやつや。。。(コロコロ…)《成功》
KPリナさん:成功で1減らしてね
谷沢ゆあ:(コロコロ…)《失敗》あああ;;;
KPリナさん:失敗で1d8どうぞ
谷沢ゆあ:(コロコロ…)1D8 → 7 ああああ;;;;;
KPリナさん:お、おめでとう一時的狂気です
谷沢ゆあ:やったー
柏木右京「ゆあ、気をしっかり!!」
KPリナさん:狂気内容を決めます、1d10どうぞ
柏木右京:お?減りすぎたから?
クトゥルフTRPGでは、一定時間にSAN値が5以上減るとPCは一時的な恐怖に精神を蝕まれる。ゆあは1d10で8を出したので、一時的狂気表により反響動作あるいは反響言語(探索者は周りの者の動作あるいは発言を反復する)の状態に陥った。
iPhoneも落としてしまったため、周囲は真っ暗の状態に。
KPリナさん:ではゆあは、右京の行動を真似る。動作か言動どちらかは選んで良い。3分位したらもどる
KPリナさん:右京はあんまりSAN減っていないからそこまで驚いてない
柏木右京「ゆあ、どうした?おかしいぞ」ちょっと雰囲気がおかしいゆあちゃんに声をかけてみます
谷沢ゆあ「ゆあ、どうした?おかしいぞ」
KPリナさん:では《反響言語》のほうだね
柏木右京「ん?ゆあはお前だろ?」
谷沢ゆあ「ん?ゆあはお前だろ?」
柏木右京「何言ってるんだよ、俺が右京でお前がゆあ」
谷沢ゆあ「何言ってるんだよ、俺が右京でお前がゆあ」
柏木右京「駅員さんどうしようゆあがおかしくなった!!」
谷沢ゆあ「駅員さんどうしようゆあがおかしくなった!!」
さて、二人がそうこうしていると、後方からはバリバリという音が再び聞こえ、自分達がいる車両の一番後ろが暗闇に飲み込まれる。
よくよくみれば、巨大な口のようなものが動いている、大きさはこの電車より遥かにでかい。それが一口ずつ、味わうように車両を食らっている。扉も窓も、先程のバリケードごと飲み込まれてしまった。
柏木右京:わー
谷沢ゆあ:わーわー
柏木右京:前に逃げるしかないね!!
谷沢ゆあ:おおう
KPリナさん:今回は助言を一つ、クリッカーには目は無い
KPリナさん:つまり、光や人間がいるってことは気付かない
谷沢ゆあ:見えてないなら、走り抜けられる…?いや、静かに横を抜ける?
KPリナさん:足元にはたくさんの死体が転がっている。走るのであれば結構ペナルティをつけるし、化け物の耳はどうだろうね
谷沢ゆあ:走らないでおこう
KPリナさん:ゆっくりといくのであれば、《忍び歩き》《幸運》でいこう。どちらか高いほうを使って構わないよ
二人とも《忍び歩き》のスキルを持っていないため《幸運》で判定することに。
谷沢ゆあ:(コロコロ…)《決定的成功/スペシャル》
谷沢ゆあ:いえい!
柏木右京:(コロコロ…)《失敗》
KPリナさん:うむ
柏木右京:死ぬぅ
KPリナさん:ではゆあは言語反芻だけなので上手く躱せる
谷沢ゆあ:右京くん〜〜〜〜
KPリナさん:(コロコロ…)《成功》駅員も問題は無い
KPリナさん:ただ、右京だけは足元の死体を踏んでしまう
ゴリッっという、何かいやな音が響く。そうして、クリッカーは目標を定めた。
柏木右京「女装でしぬのだけはやだ」
谷沢ゆあ「女装でしぬのだけはやだーーー」
柏木右京:ゆあたんまだ反芻してたww
ここでKPの指示により《DEX対抗ロール》。右京のDEXは9、クリッカーのDEXはKPが2d6を振って7に決定。
柏木右京:(コロコロ…)《成功》
KPリナさん:え、えええ
谷沢ゆあ:おお!!!
柏木右京:おおお???!!
谷沢ゆあ:!!!
KPリナさん:えっとじゃあ、無残な姿で死にたくない。あなたはそう考え渾身の力で走り抜ける
柏木右京「女装で死ぬのだけは嫌だ!!!」
KPリナさん:足元の死体も見えているかのように、素早く駆け抜けた
谷沢ゆあ:無残というか無様というか
柏木右京:渾身の走り
KPリナさん:無様だな!
三人とも無事に次の車両に移動することができた。ゆあの一時的恐怖も収まっている。
次の車両は先程の車両と違って静かだ。いつもと変わりない。
違うのは先頭に運転席があることくらいだ。
KPリナさん駅員「ああ、これで電車が止められますね!」
谷沢ゆあ「やったわ、早く止めましょう!」元に戻ったゆあ
柏木右京「ゆあ戻ったか!!」
後方からは相変わらずバリバリと何かを砕く音が迫っている。
駅員が運転席のドアを開け、エンジンキーを差し込んだ。
KPリナさん駅員「では、電車を止めて逃げましょう!」
柏木右京:電車を止めて、外に逃げても大丈夫なんだろうか
谷沢ゆあ:電車食ってる奴から逃げないと…
KPリナさん:なんかすることなければこのまま駅員が電車とめるよー
谷沢ゆあ:止めてもらおう
KPリナさん:右京君もそれでよい?
柏木右京:危険な気もするけど、とりあえずとめよう
KPリナさん:ではエンディングにいくねー
電車は走り続けていた、その時速は人よりも遥かに速い。停めたと同時に後ろからバリバリと咀嚼音が聞こえ、どんどん近づいてくる。その速度は先程とは比べ物にはならない。
それもその筈だ、電車を止めてしまったのだから。
谷沢ゆあ:ここここわい
探索者の足場はほとんどなくなり目の前には血生臭さや鉄の錆びた匂いなどが混じった悪臭に包み込まれ、気付いた時にはゴリゴリと音を立てながら無くなっていく自分の身体を見つめることになる。
最後には何も残らずそこは無となった。
柏木右京:わあああ
谷沢ゆあ:しんじゃった!
そしてあなたたちは自宅のベッドで目を覚ます。
谷沢ゆあ:めをさました!
柏木右京:ああ夢!?
あの出来事は夢だったのか本物だったのかわからないが、自分の身体がゴリゴリと咀嚼される感覚が脳裏から離れない。
眠ってしまったらまた自分が食べられてしまうかもしれない。そんな風に思いながらこれから生きていくことになるだろう。
ふと、あなたは横を見る。
右京の横には、ゆあから借りた洋服が一式。そしてゆあのほうは、紐の千切れた、あの駅員が持っていた黒いバッグが転がっていた。
谷沢ゆあ:ゆめだけど!ゆめじゃなかった!
柏木右京:食われた感覚が!!
あれは、本当に夢だったのだろうか?
それを確認する術はもう、何もない。
KPリナさん:おめでとうございますBADENDです
谷沢ゆあ:BADENDかあああ!!
KPリナさん:さあ、《SAN値チェック》するよ!
谷沢ゆあ:止めちゃ行けなかったのか
柏木右京:BADだったかー
柏木右京:しかし止める以外に思いつかなくて
谷沢ゆあ:だいぶへったー(コロコロ…)《成功》
KPリナさん:後方から逃げてたくらいだからねー、スピード上げるのが正解だったね
谷沢ゆあ:ああ、スピード上げるっていう手があったのかー!
柏木右京:あーなるほどそういうふううに考えればよかったんだね
KPリナさん:そそー、後方の車両はゆっくり食われてたし、電車は最大スピードじゃなかったから
KPリナさん:流石に最大スピードならそういう情報を渡すよ
谷沢ゆあ:なるほどー!
KPリナさん:さ、右京くんもSANCだ
柏木右京(コロコロ…)《成功》
KPリナさん:成功で1d4減らしてね
二人とも仲良く3を出し、同じだけSAN値を減らす。
KPリナさん:今回はBADENDだったので、SAN値回復の報酬はありません
KPリナさん:TRUEENDどうなったか教える?
KPリナさん:速度を上げた場合だね
谷沢ゆあ:知りたい!
柏木右京:うん教えて
この後でKPリナさんにTRUEENDの結末や行動の分岐点などを教えて貰い、探索者としての階段をまた一歩登ることができた初心者の二人なのでした。
柏木右京:今日もありがとうございましたー!
KPリナさん:お疲れさまでしたー
KPリナさん:それではまた
谷沢ゆあ:おつかれ、おやすみー!楽しかった!
柏木右京:楽しかった!またやりましょう!
KPリナさん:はーい
谷沢ゆあ:またよろしくねー!
2016.4.12《常闇の箱/BAD END》